2種類の治療法の特徴を紹介

医師

膝は体重や動きによる加圧を支える重要パーツなので、変調を起こすとあらゆる動作性に不具合が生じストレスも発生します。膝靭帯損傷では屈折時に独特の異音を放ち、運動時に尋常でない痛みを発症することもあります。早い段階で治療に踏み切り、完治を目指しましょう。

スポーツが日常生活に定着した昨今では、理学療法士とタッグを組んだスポーツ専門整形外科も登場していますので、治療に留まらずリハビリ後のケアに至る広い範疇でお任せができお勧めです。

損傷する靭帯部位によって違いますが、症状の程度に準じて治療法が選択されます。

治療内容は保存方法と手術療法の二つに大別し、主にギプスやサポーターなどの装具を用いた保存方法がメインになります。

手術療法はあまり一般的でななく、保存療法でも改善がみられない重篤なケースやスポーツを生業にする方が行う手段と言えます。

では、保存方法と手術方法、詳しく両者を考察してみましょう。

保存療法

☆対象となる症状

・支障をきたさないレベルの内側側副靭帯損傷。

・スポーツをしても影響懸念がない後十字靭帯単独損傷。

・軽度の損傷レベル。

・回復が早く見込める成長期世代。

・受傷後から時間経過がみられない損傷。

☆治療内容

膝動揺性抑制装具と言われるサポーターや、固定ギプスを用います。

サポーターは靭帯ごとの専用品があり、患部を固定して安静を保つ方法が主にとられます。内側側副靭帯の損傷ではサポーターの着用で完治に至る例が大半を占めています。

また痛みのない段階の膝靭帯損傷の場合は特別なサポーターを装着して可動域訓練を兼ねたリハビリを取り入れて、筋力を落とさないよう配慮します。

受傷後すぐの治療では初期の疼痛を和らげる作用と、安静できる環境作りにより治癒力を高める目的から固定ギプスを使用することが多くみられます。

手術方法

☆対象となる症状

・前十字靭帯損傷。

・重篤な後十字靭帯単独損傷。

・十字靭帯を含む複数の損傷が認められるケース。

・脛骨側の裂離骨折。

・歩行困難レベルの膝靭帯損傷。

・重労働従事者や競技スポーツ選手の膝靭帯損傷。

☆治療内容

手術には靭帯修復術、靭帯再建術、靭帯縫合術、骨接合術があります。現在では拒絶反応のトラブル発症率の低い、靭帯再建術が一般的になっています。

靭帯再建術は患者本人のハムストリング腱や膝蓋腱を採取して用いる関節鏡手術です。術後のリハビリは最大で6か月を費やし、リスクを少なくしてスポーツ復帰を目指していくスタイルになります。

治療法は自分が納得して受けるものです。

医療機関によって考えが異なりますので、HPなどで気になる病院をみつけたら質問メールで問い合わせたり、セカンドオピニオンを探すなど、信頼のおける医療機関を模索するのが良いでしょう。

とくに、運動に支障をきたす膝靭帯損傷では今後の自分の運動活動方針を左右しますので、スポーツ医学に長けた医師を介しての治療が最も得策に繋がると言えます。