症状についてまとめ

膝靭帯損傷の症状は損傷時に受けたダメージの強さや、損傷部位が複数の靭帯に及んでいるかなどを含めて病態が異なります。

基本的には長時間放置することなく直ぐにアイシングを施すなどの応急措置によって、症状の改善が早まりますので、スポーツ時には必ず応急処置グッズを持参することが原則です。

どのような症状?

捻挫のような軽度のものから靭帯断裂を起こす重度の症状があります。一般に膝靭帯損傷は受傷後3週間にわたって、膝関節の動作性が思うようにいかず限られた可動域での運動内容に制限されます。

急性期を過ぎる頃になると痛みや腫れはほとんど治まりますが、また通常の運動を再開すると損傷部位に知らず知らずに負担がかかり、両足での加圧バランスが上手くとれないケースもあります。

このように安定した運動動作が取れなかったり、足運びの着地時に痛みが走るなどの違和感が出る場合は運動を中止して、すぐにかかりつけの整形外科医を受診しましょう。

膝靭帯からのサインを無視して運動を続行すると関節内の軟骨成分がなくなり、膝関節が摩耗して骨棘化をおこします。いわゆる半月板損傷という外傷に移行しやすくなるのですが、場合によっては人工関節を置換する手術が必要になります。

どのような痛み?

膝靭帯損傷に気づかずに、ただの打ち身だと思う方も少なくはありません。もし、次のような症状がみられれば靭帯損傷かもしれません。

膝が痛い男性

・怪我をする瞬間に膝が外れるような感覚が走り、足がすくんだ。

・怪我をする瞬間に膝に、ポキッまたはブチというような靭帯が裂けるような音が聞こえた。

・外傷直後は我慢できないほどの強い痛みがあった。

・運動中に膝に軽い接触があったり、捻じるような動きをしたときに、強い痛みが突然に襲う。

・膝が何となくバランスが悪く安定しない。

・歩行中に膝が抜けるような感覚がして、しゃがみこんでしまうことがある。

・足を動かすと、膝の関節付近から筋が折れるような関節音が聞こえる。

・歩くことが時折困難である。

・歩くときは支障が出ないが、下り坂や階段の昇降、正座時に痛みを感じる。

※歩行がしにくかったり、可動域がいつまでも狭い状態では関節内に血液が溜まっているケースも発症しています。また、後十字靭帯よりも前十字靭帯の損傷が重度な度合になりやすい傾向にあります。

膝に現れるその他の症状

・膝の発熱、関節内血腫、水腫、膝がずれるような感覚、ひざくずれ、軟骨損傷など

症状を改善させるためには

・無理な動作をとらず、安静を心掛ける。

・膝に体重の負荷がかからない歩きやすい運動靴を履く。

・医師の指示に必ず従い、運動再開の許可がでるまではスポーツを控える。

・コンドロイチンやグルコサミンを積極的に摂取して、痛みや膝関節の変形を予防する。

・体を急に動かさない。

・靴はヒール部分が低く衝撃を吸収して、足にジャストフィットするタイプを選ぶ。