リハビリまでの流れや特徴、必要性など

全身の動きを司るキーパソン的存在の膝は可動域の広がりを持つことが最も重要です。膝靭帯損傷では大腿骨と脛骨を繋ぐ筋状組織がダメージをうけるため、リハビリが改善に向けてあきらかに効果があり、可動域も広げます。

しかし、素人判断での我流リハビリは増々状態を悪化に傾けるので危険です。リハビリ室が設けられた医療機関を受診し、専門の理学療法士が常勤する環境下で適切なリハビリを受けましょう。

リハビリ施設

リハビリの流れ

リハビリはいきなりはじまりません。整形外科医の診察と検査に基づいた診断内容にそって、患者の運動に関する背景や希望などを考えながら実際のメニューが決められていきます。

例えですが、ある整形外科ではきちんとリハビリをおこなえば正常に歩けない状態でも、最大4週間でジョギングなどの軽い運動ができるとしています。膝前十字靭帯再建術の手術を受ける場合、懸念されるのが大腿四頭筋の機能の低下です。この場合、術前からリハビリに入り、術後の経過を良くするようにします。

術後のリハビリについて

基本は無理に体重負荷をかけないリハビリからスタートします。術後は松葉杖を使って凡そ1週間過ごしますが、スクワットも松葉杖を使って行います。

この他にも、ヒールスライド、歩行など様々なリハビリが取り込まれます。

リハビリの改善目的基準

・術後1週間    =松葉杖での歩行を可能にする。

・術後1週間後   =松葉杖なしで歩行を可能にする。

・歩行実現から10日=日常生活が行える動作を可能にする。

・術後4週間後   =サイクルマシンの使用を可能にする。

・術後8週間後   =ジョギングができる。

スポーツ選手の場合、術後8か月後で又もとの競技を続行することが可能であるとしています。

リハビリのメリット

・動作性を左右する可動域を広げる。

・体を動かすことで代謝が活発になり、治癒力が高まる。

・膝の状態を筋肉強化によって改善できる。

・膝への体重負担が和らぐ。

・可動域が広がるので運動による怪我の発生率をさげることができる。

・スポーツによる激しい運動負荷に耐えられる。

・膝だけに限定しない身体機能を高めるので、インナーマッスルも強化される。

・十分な筋肉の回復が期待できる。

リハビリの必要性について

リハビリは一部で必要性がないとの声もあります。しかし、リハビリのメリットを見ると、やはりリハビリの大切さがわかります。損傷した箇所を完全に戻すという概念ではないことを頭にいれておくことが必要です。

私たちの体は様々な筋肉や腱などがお互いに働くことで動いています。運動不足の体が硬いのと同じように使わなければ退化していきます。

リハビリは患部付近、あるいは患部を動かすことが可能な筋肉を鍛えることで、沢山の動きを可能にしてくれるのです。せっかく持って生まれた運動能力を無駄にしないためにも、リハビリで体を根本から鍛えていきましょう。