アイシングの効果ややり方、コツなど

プレー中のスポーツ外傷は衝撃も強いため、打撲や挫創も酷い状況にあります。スポーツ選手に最も多い膝靭帯損傷のなかでも前十字靭帯の損傷は独特の膝が外れるような激痛や腫れも伴うので、応急処置のアイシングは必要不可欠です。

アイシングをしていたと、してないの差は治療期間として後に大きく差がでますので、重篤に至るケースを予防する為にもアイシング術をしっかりとマスターしておきましょう。

アイシングの効果について

アイシングは応急処置の一環で、痛みや炎症を一時的に抑えることを目的としています。効果は患部を冷やすだけではなく、毛細血管の内出血を抑制して外傷によるダメージを最小限にくい止める作用が期待できます。

アイシングの効果について

内出血は放置しておくと患部の血流不全を引き起こして治癒力を低下させてしまいます。アイシングは冷やす時間と、冷やさない時間を交互に繰り返す方法から患部の血流を促進させて酸素と栄養を十分に運搬させる環境を齎します。また血管収縮作用もあるので腫れも酷くなりません。

アイシンググッズを常備しておきましょう

用意するものは次のとおりです。

保冷バッグにアイスノンもしくは氷を(できれば氷が一番です)スタンバイします。氷を入れるアイシング用の防水氷のう若しくは丈夫なビニール袋。氷のうを包んだり患部にあてる清潔なタオル。空のペットボトルに入れた水。

アイシングの方法

1.氷のう袋またはビニール袋に氷を適量入れます。

少し溶けた状態が良い温度になるので、ペットボトルのお水を適量注いだら空気を抜いて袋の口を縛ります。

2.患部にタオルをあてて(氷のうが直接肌に触れると凍傷を起こします)氷のうをあて、約20分間冷やします。

※時間は目安です。20分を経過していなくても患部の感覚が消えているようでしたら、氷のうを外します。

3.ジワジワと冷たさが伝わり痛みが和らいでいきます。

時間がたち患部が常温に戻ると痛みがまた出始めすので同じように、氷のうで20分間冷やします。

4.この作業を痛みが出る間、もしくは病院へ駆けつける間、何度も繰り返します。

上手にアイシングをおこなうためのコツ!

・繰り返し行うので、氷は多めにもっていきましょう。

・患部をまんべんなく冷やすようにしましょう。

・冷やす間は患部の位置を心臓よりも高くします。

・アイシングは素早く行うのが効果大です。

・受傷者の安静を保ちましょう。

・無理に体を動かすのは避け、速やかに病院で治療してもらいましょう。

膝靭帯損傷の術後にも良いアイシング効果

術後は炎症反応が強く出やすく、患部の腫れや痛みも伴います。応急処置のアイシングでも触れましたが、炎症は患部の血液循環を悪くします。

とくに膝靭帯の術後では大腿骨まわりが炎症反応を生じやすくなりますので、アイシングを推奨する医師もみえます。

膝全体を包むように冷やすのがポイントです。手術を考えている方はかかりつけの医師にアイシングの有無を確認すると良いでしょう。