原因を知って膝靭帯損傷を未然に防ぎましょう

サッカー選手をはじめ多くのスポーツ選手が遭遇しやすい環境にある膝靭帯損傷ですが、靭帯は後十字靭帯前十字靭帯、外側側副靭帯、内側側副靭帯の4本があり、損傷部位によって呼称名が異なります。

膝靭帯は膝のお皿の後ろ部分に位置する大腿骨と脛骨を繋ぐすじ状の結合組織で、その出で立ちとは反して伸縮性を持ちません。

このため、負荷のかかる動作が影響をして損傷を受けやすい原因を作っています。

損傷具合によって回復期間も治療方法も変わりますが、軽度であっても動作時に突発的な痛みが走りますのでトレーニング前のウォーミングアップを念入りに行う必要があります。

ウォーミングアップをする男性

しかし、スポーツをする上では膝靭帯損傷を回避することが重要ですので、原因となる一連の動作を熟知して、危険因子を含む動きを取らないように気を付けましょう。

膝靭帯損傷を招く原因となる動作とは?

膝靭帯損傷は交通事故などによる不可抗力によるものと、スポーツ外傷による原因に分けられます。

不慮の事故では回避策が望めませんがスポーツ外傷では可能です。成長期の子供の場合は発育に影響を及ぼしますので特に注意が必要です。負荷のかかる体勢をとらないように見守りましょう。

膝靭帯損傷に繋がりやすい動作

・接触型

スポーツ中に人と人がぶつかる、あるいはフェンスなどの硬い物にぶつかるなどの接触が原因となるものです。ぶつかる瞬間の強いダメージに相乗して体がバランスを失い、膝の向きがおかしくなったり伸びた状態で地面に叩きつけられて膝靭帯損傷を誘発します。

・転倒型

接触型と似ていますが、不注意でのつまずきは動作性が高まっている状況では衝撃も倍増します。体重を支える膝関節まわりは歩行時で体重の3倍、階段の上り下りで体重の7倍に相当する負荷がかかることからスポーツ時はそれ以上になり、転倒がいかに危険なのかがわかります。

・急停止、急転換型

勢いよく走行中に急に立ち止まる行為や、サッカーなどでみられる急な方向転換はその場では何ともないように思えますが、プレイ中に繰り返しとる動作である特性から、非接触型といわれる膝靭帯損傷の大きな原因になっています。特に急転換は地面に刺しこむような勢いが膝関節内に伝わるだけでなく、転換のための体を捻る行為が膝靭帯にひきつれを生じさせます。

・外力型

膝に大きな力=外力が加わることで膝靭帯を損傷するケースです。主な原因に外力が脛骨前方上部にかかりその反発で後十字靭帯に外力負荷がダメージを与えるものがあります。この他にも膝が内側を向いていたり、つま先が外側をむく動作に加わる外力も危険で4本の靭帯に影響を与える損傷を負うケースもおきています。

気を付けたい靭帯損傷が懸念されるスポーツ

ハンドボール、バスケットボール、フットボール、サッカー、ラグビー、野球、バトミントン、ソフトボール、スキー、スノーボード、アイススケート、バレーボールなど。

サッカーをする男性

原因を予防するために

突然激しいスポーツに参加するのは大変危険な行為です。運動に自信がある方でも。スポーツ前は必ずウォーミングアップやストレッチを念入りに行い、膝まわりの関節を温めて可動域を広げておきましょう。可動域を広げておくと膝靭帯の柔軟性が高まり、体重負荷が軽減されます。